【実体験】【オムレツ編】「ヤギとオムレツと私。そして、モンサンミッシェル。」(フランス)

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オムレツ屋の看板

とんでもないオムレツ屋が・・・

モンサンミッシェルにあるらしい。そんな噂を耳にしたので、帰りに立ち寄ってみることにした。
 
たしかに、店内の雰囲気がよい。品のよい紳士、淑女で賑わっている。かといって、堅苦しくなくカジュアルな面も併せ持っている。

店内には有名人の写真とサインが
店内には有名人の写真とサインが

テーブルに着くと、早速オムレツを注文した。大きさは一番小さいもの。余りにも待ち遠しく、テーブルにオムレツが置かれるまでの時間は20分以上あったようにまで感じる。

 

運ばれて来たオムレツの大きさには唖然とした。そこにナイフを入れると、なんの抵抗もなく皿の底まで到達した。スプーンからこぼれ落ちそうになりながらも、それを口に運んだ。やさしい口溶け。今まで、オムレツに口溶けなどという言葉を使おうなど思った事も無い。

オムレツ

味の方はというと・・・悪くはない。しかし、普通のオムレツの味だ。期待感が強すぎたのかもしれない。とはいいつつも、優しいオムレツを味わえたので満足だ。
支払いを済ますために、従業員に手で合図を出す。その人と目があい、そして反らされる。これが3回くらい続いてようやくやってきた彼に、勘定をお願いする。

この数字は・・・

1分もしないうちにテーブルに置かれた一枚の紙が私を凍り付かせた。そこに書かれていた数字は75ユーロ。私は15ユーロほどの一番小さいものを頼んだはずだったが。
 
たしかに、オムレツが持ってこられたときに、その大きさに驚愕した。そこには、ロブスターなども添えられていた。今思えば、それで15ユーロのわけがない。私が頼んだのは、小さいもの。オムレツが持って来られたときにも、再確認はした。そのとき彼は頷いていた。なのになぜでしょう・・・という旨の冷静な抗議を10分程続けたが、食べたのも事実なので、大人しく払う事にした。あらためて、その値段にしては味が伴わなかったが、いい経験であった。

 

噂通りの、とんでもないオムレツ屋であった。

教訓

教訓1、ロブスターは高い。

 

教訓2、靴はきれいにして来店すべし。そう、その時の私のくつは少し汚れていた。泥がついていた。そして、やぎさんの落とし物も一緒に来店していたかもしれない。知らず知らずのうちに、客としてのマナーを損ねていた私。

 

教訓3、店がぼったくりで有名であるという口コミは確認すべきだった。

口コミの参考:トリップアドバイザーープラールおばさんのオムレツー

ことの真相はこうです

店の外に書いてある一番安いメニューの値段が15ユーロ。しかし、それは子供用であると後から聞かされる。それ以外で一番小さいものは 100gで25ユーロ。しかし、ウェイターが持ってくるのは、300gのもの。3倍の料金なので75ユーロ。抗議しても、これが一番小さいサイズだと言い張る。

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