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◎執筆は2013年6月14日です。
Olusosun landfill, Lagos, Nigeria
ラゴスにある40万平方メートルのゴミ処理場。アフリカで最大の大きさであり、世界でも有数の規模。1日で最高1万トンものゴミが運び込まれる。さらに、約500のコンテナ船によってここに運び込まれるゴミには大量の電化製品ゴミが含まれている。ゴミによっては、化学物質を使用し、再利用可能な部分を取り出したりもするので、その結果有害なガスが排出されている。
ここでは、ゴミを拾い、売ることで生活しているスカベンジャーたちが住むスラムが形成されている。家の数は1000にも及ぶ。元々人々が多く住むエリアからは離れたところにつくられていたが、政府は最近になって拡大する方針を取り、今ではそのすぐ周りに商業地区や居住地区が隣接するという状況。スラムでは自警団が組織されており、窃盗の問題から傷害事件に至るまで取り扱っている。複数のレストランや理髪店がある。ナイトクラブまで存在している。
Bordo Poniente landfill, Mexico City, Mexico
運び込まれるごみの量は一日に1万2000トン。その種類は一般廃棄物(都市ごみ)。健康への被害として、メタンガスの排出が挙げられる。このメキシコシティ唯一のゴミ処理場が許容量に達した時点で市も連邦政府もどのように対処するか決められずに、その地区の中にリサイクル施設をつくる予定を発表した。Clinton Foundationもそれに協力しており、Clinton Foundatonによると、このボルド・ポニエンテは一年に、150万トンのメタンガスを排出している。
2011年の12月19日には閉鎖されたが、その後、廃棄の場所を巡るトラブルが起きている。The age worldの2012年1月28日の記事によると、政府は新しい廃棄場探しに奔走している。
Puente Hills Landfill, Los Angeles, California, U.S.A
埋め立て廃棄場の高さは150メートルで2.8平方キロメートルに及ぶ。所在地はロサンゼルス郡のプエンテヒルズで、Sanitation District of Los Angeles County(衛生管理区域)の一部。一日に約1万300トンのゴミが運び込まれる。2005年には400万トンのゴミを受け入れている。運び込まれるゴミの種類は一般廃棄物で、そこから出るメタンガスが問題となっている。2001年にニューヨークのフィッシャーキルズが閉鎖されてからはここがアメリカで一番巨大な廃棄場となった。ロサンゼルス州によって管理されているが、その中のロサンゼルス市とオレンジ郡からのゴミは受け付けていない。
エネルギー分野の取り組みが成されており、ここで発生するガスは近くの施設に送られて、一日に40メガワットの電力を発電している。2013年に入り、カリフォルニアの砂漠にある荒廃した金鉱山を利用し、新たな廃棄場をつくることが計画されている。