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アメリカ、シカゴにあるトリビューン・タワーはシカゴ・トリビューンという新聞社の所有するタワーです。シカゴ・トリビューンは1847年に当時台頭してきたノウ・ナッシング(Know Nothing)と呼ばれる外国人排斥運動の新聞として創刊されました。 その当時は、定住している外国人やカトリック教徒に対しても批判的な姿勢をとり、外国人への恐怖に関する記事が紙面の多くを占めました。
1935年、保守派の立場のロバート・R・マコーミック大佐が編集長を務めた時代のこの新聞は、孤立主義の色が強く、政治面や社会面では偏った報道を行なっており、「アメリカ人のためのアメリカの新聞」を自称していました。また、アメリカ民主党とニューディール政策を強く非難し、イギリスとフランスをはっきりと軽蔑しており、 ジョセフ・マッカーシー上院議員と蒋介石を非常に好意的に紹介しています。しかし、このような偏重報道によって信頼できない新聞という評価も受けています。
このトリビューン・タワーの壁面には、世界中のあらゆる場所から集められた石の破片が埋め込まれています。中には、ホワイトハウスやパリの凱旋門のかけらもあります。以下の写真はほんの一部です。