米国発の幅広い客層を対象としたオークションサイトe-bay。
とにかくあらゆるものを出品できることで有名だが、
その中でも、特に話題となった10の出品物を紹介しよう。
アメリカのオマハに住むアンドリュー・フィッシャー(Andrew Fischer)20才が、彼のおでこを、広告スペースとして売りに出した。なんと、SnoreStop(いびきをとめる製品等を販売する会社)がそのスペースを買い、一ヶ月間広告を出す事で、彼は、$37,375(約370万円)を手にした。
テキサス州にある町、アルバート(Albert)は、ドイツ人が築いた遺構やのんびりとした人々の住む町として知られている。e-bayで売りに出されている範囲は、市長の資格とビアーガーデンの所有権も含む。
マイケルジャクソンのボクサーパンツが、最低競売価格$1million(約1億円)で売りに出された。子供に対する異常行為がとりだたされ、捜査が行われた時に証拠物品として扱われたものとされている。
これを売りに出した人は、“私は、私たちが生きることの意味を悟った”と主張している。その人の自信に反して、競売価格は、$3.26(約320円)にしかならなかった。答えのないものを売りに出すということは、一種のアートのような感覚なのだろうか。見極める人の腕が試される。
あるカップルが、ジョークのつもりで、自分の赤ちゃんを1ユーロで売りに出している。その後、ただちに、彼らの養育権は没収され、赤ん坊の人身売買の容疑で、捜査が開始された。この件は、e-bayの自由度の高さが持つ負の側面を浮き彫りにした。
リー・ハーヴィー・オズワルド(Lee Harvey Oswald)がジョン・F・ケネディを暗殺した際に、彼は、銃弾をある場所の窓から放ったと考えられている。その窓枠とガラスが、$3million(3億円)で売りに出された。大事な証拠物品を売りに出してよいのだろうか。
アメリカの人気女優スカーレット・ヨハンソン (Scarlett Johansson)がサミュエル・L・ジャクソンから風邪をもらってしまった。その時、彼女がしたことが、鼻水をかんだ後のティッシュを売りに出すこと。そのティッシュは、$5,300(約53万円)で落札され、チャリティーに寄付された。使用済みのティッシュ購入者は、何の目的で、それを落札したのか。
出品者によると、金属探知の最中に発見されたもので、中には幽霊が入っているとのこと。興味本位の悪ふざけをした人々が増え、最終的に、その額は、$100million(約100億円)まで跳ね上がった。話題を呼ぶという意味では、よく考えられている、と思ってしまう。
出品者によれば、聖母マリアがチーズサンドウィッチの上に現れたのだと言う。たしかに焦げ目が、そう見えなくもない。気になる落札価格は、$28,000(約280万円)までになった。大事なのは、それを見る人の目だということだろう。
イアン・アッシャー(Ian Usher)は、なんと、彼の人生をまるごと売りに出してしまった。その価格は、$300,000(約3,000万円)。これは、彼の家、車、ジェットスキー、仕事、さらには彼の住むパース(オーストラリア)にいる彼の友人を紹介、という特典までついている。友人との関係まで売りに出してしまうのは、いかがなものか。
reference:all time 10s