会場、世界が湧いた。
人生のストーリーが詰まった感動の歌の数々を、どうぞ!
普段はセラピストとして生活しているというアリス・フレドナム(Alice Fredenham)。『(ここで歌うことが)怖い。・・・家族にも、誰にも(この番組に出演することを)言ってない』という自信のなさ。だが、ひとたび歌い始めると、会場の誰もが、彼女の虜に。
47才のおばさんであるスーザン・ボイルが登場すると、会場の反応はイマイチ。プロの歌手になることを夢見てやってきたという彼女を見る観客の目つきは冷ややかだった、実際に、『I dreamed a dream』 を聞くまでは。
ウェールズ出身の兄弟、リチャードとアダム。以前は、サンドウィッチ屋、クルーズ船での歌手として働いた経歴を持つ彼らの息のあったハーモニーと声量は圧倒的。
ウェールズの南部で、携帯電話の販売員として働いていたというポール・ポッツ。自信を持つことが苦手だという本人の言葉の通り、彼は、堂々とした話し方をする事が出来ないでいる。オペラを歌うと言った時に、審査員が見せた表情には、何の期待も込められていない。しかし、彼の歌が終る頃には、会場の人々の目には、涙が溢れていた。
(※韓国で放送されているKorean's got talentより)司会者の一人がこう尋ねる『エントリーシートの“家族”の部分が空欄になっていたけど?』それに対して、Choi Sung-bung(22)は、こう答えている。『3才の時に、孤児院に入り、5才の時に周りの人にひどい目に遭わされたので、そこを抜け出した。・・・それからは、ガムとかエナジードリンクを路上で売って生活してきた。』 彼は、5才の頃から、10年間、ひとりで生活した。寝る場所は、階段や、公衆トイレ。『歌は上手くないが、歌うのは好き』と言う彼の歌声は、もの凄いストーリーを持っている。